これぞ田舎の醍醐味。処分予定だった年代物の机を頂く



前回の記事で作業机を制作してから少し経ったある日、相方さんの実家から「○○さんから電話があって、いらん古い机があるらしいんだけど、あんたらいる?」という連絡があり、さっそく翌日訪ねてみました。今回ご紹介するのは見た瞬間、捨てないで下さい!と即決した机です。



外観チェック


それがこの机。古き良き日本を忍ばせる佇まいで、長年使い込まれていい味出てます。使っている木も良さそうで重量もかなりあります。食事やお茶をするのにちょうどよい感じ。サイズも頑張れば3〜4人いけなくもなさそうですが、二人暮らしにはピッタリ。




天板には長年使ってきた使用痕が。想像力がかき立てられます(笑 持ち主のおばさん曰く、こんな汚い天板恥ずかしいわぁ〜との事でしたが僕らにとっては全くノープロブレム。逆にそこがいい、捨てるなんて滅相もない!




引き出しもまだちゃんと機能します。歴史を感じる取手のデザイン。




シンプルな手彫りの彫刻にも職人さんの丁寧な仕事が見受けられます。



実際に使ってみた


南向きの縁側的なスペースに設置しました。この場所は景色も日当りもよいので我家が誇るNo.1チルアウトポジション。質感が高く手触りもよく、天板の高さもちょうどよいのでご飯を食べるにもお茶をするにもやはり最適な机でした。ちなみに写真に映っているビーズクッションも同じ方から頂いたもので、クッションに乗っているカラフルな座布団は相方さんがネパールで買ってきたもの。




都会ではアンティークショップなどに置いてあるような古い家具や骨董品などが田舎の家々には普通に使われていたり、古くなったからと捨てられたりしています。現在のような大量生産・大量消費の時代ではなかった当時のプロダクトは素材も作りもしっかりしていて何十年経った今でもその輝きを失いません。また、田舎社会では“いつ、だれが、どこで、どうしているなどの情報の伝達速度がインターネットを超えているかのような面があり、引っ越してきた若者が不要品を欲しがっているという話があれば、たちまち地元繋がり(ローカルネットワーク)を介していろいろ紹介して頂けたりします。また機会があれば、これまで頂いた実用的なアイテムから某鑑定番組に出せそうな珍しいお宝までご紹介できればと思っています。お楽しみに!